祖母が96歳で亡くなり、今年ははじめてのお盆を迎えます。
遠方からいとこが来てくれることになり、家族みんなで祖母を偲びながら過ごす予定です。
いとことは20年ぶりくらいに、祖母の葬儀で再会しました。
祖父が早くに亡くなってから、祖母は長いあいだ一人で頑張っていたようです。
食べることが大好きだった祖母。
療養生活が続くなか、次第に痩せていく姿を見るのは切ないものでした。
祖母の家を訪ねると、いつも「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくれました。
けれど、膝を悪くして歩くことが難しくなり、やがて老人ホームへ。
コロナ禍で面会もままならず、会えない時間がしばらく続きました。
ようやく会いに行けたとき、祖母は私のことをもう覚えていませんでした。
祖母が亡くなったあと、少し落ち着いた頃に家の片付けに行きました。
物であふれていた家の中には、たくさんの思い出が詰まっていました。
今年のお盆は、そんな祖母を静かに思い出しながら、
心穏やかに過ごしたいと思います。
感謝の気持ちとともに、静かに手を合わせたい
